輸入転売は手ぶらではできません。始めるために必要なものがあります。
パソコン
Amazonの出展者(ショップ側)には、セラーセントラルという管理画面があります。略してセラセン。受注管理や売上管理など、ショップ側に必要な情報が集約されています。
セラセンはスマホからでも見れるんですが、受注や発送、在庫の管理もあるので、パソコンでないと厳しいです。
パソコンの種類は、ノートでもデスクトップでもいいですが、最低限必要なスペック(性能)があります。古すぎると厳しいかもしれません。
管理画面見るだけなのにパソコンのスペックなんて関係あるの?と思うかもしれませんが、Amazonの管理画面は軽くないです。特に在庫管理の画面はめっちゃ重いです。遅いパソコンだとかなりストレスが溜まります。
CPU
CPUはi5以上がおすすめです。CPUがAtomとかceleronだと在庫管理が激重なのでおすすめしません。遅いCPUでも見ることはできますが、読み込み中のクルクルの時間にだいぶ差があります。
サクサク見たいならi5以上あった方がいいです。
メモリ
メモリは8G以上。Win10使うだけならメモリ4Gでもいいように思えますが、8Gあった方がいいです。
インターネットのブラウザは、今はGoogleのChrome使ってる人が多いかと思うのですが、タブをいくつも開くことができます。
チェックしたい商品のページとか一覧とか、色々なページを開いていると思います。作業してる裏でYoutubeでBGM流すのもそれです。
タブをたくさん開けるのは便利なんですが、その分メモリを食います。
筆者のi5のマシン見てると、メモリは5Gぐらい使ってるので、4Gだと足りてないです。8Gあればいいかなと思います。
画面サイズ
画面(ディスプレイ)は大きければ大きい方がいいんですが、とりあえず解像度はフルHDサイズ(1920×1080)以上がおすすめです。2つのウィンドウを見ながら作業することもあるので、左右の幅は広い方がいいです。
画面は1台でも作業できます。
2画面で効率UP
筆者のおすすめは、画面をもう1つプラスすること。つまり、2画面です。
2画面は作業効率がめっちゃ上がります。23インチ液晶ディスプレイが1万円台で手に入るので、置くスペースがあるのなら、2台目の導入を検討してみてください。
1画面でウィンドウ切り替えながら作業するより、2画面で常に表示しておいてマウスで行き来した方が楽です。慣れると手放せません。
ネット回線
輸入転売はネット通販なので、ネット回線は必須です。自宅に回線を設置して使いましょう。
今はほとんどの家庭が光回線とかケーブルとかかと思います。管理画面を開くだけなので速度は十分かと思いますが、夕方とか利用者が多い時間帯に混んで遅くなることがあります。
その場合は、IPv6対応の光回線にすることで改善されます。IPv6のオプションは大抵無料なので、月々の費用は変わりません。
但し、IPv6に対応したルーターを利用しないといけないので、ルーターによっては買い替えが必要です。
フリーWi-FiはNG
ノートPCを持ち出して仕事するのはいいんですが、お店とかにあるフリーのWi-Fiに繋いで作業するのは基本NGです。
Amazonのセラーのアカウントは、1人1アカウントまでと決まっています。
フリーWi-Fiだと、不特定多数の人と同じIPを共有することになるため、フリーWi-Fiでセラセンにログインすると、他の人も同じIPでログインしている可能性があるため、Amazonから「1人なのに複数アカウントを所持している、規約違反だ」としてアカウントが停止される可能性があります。
コーヒーショップやハンバーガーショップ、漫画喫茶など、大勢が利用する可能性があるフリーWi-Fiは、輸入転売用のパソコンでは極力使わないようにしましょう。
携帯電話(スマホ)
使い道は大きく分けて2つあります。
- お店用の電話
- ゆうパックスマホ割
お店用の電話
お店用の電話番号、プライベートと別の番号はあった方がいいですよね。
スマホは皆さん持っていると思いますが、新たに1台買うのではなく、アプリで携帯番号を追加できるので、新しく買う必要はありません。
取得できるのは、IP電話の番号(050から始まる番号)です。アプリなので、スマホで着信できます。
電話番号を取得できるアプリは何種類かあるのですが、使いやすさや料金面から、筆者はSMARTALK(スマートーク)というアプリを使っています。
fusion SMARTALK
特長はなんと言っても初期費用が無料、基本料金が無料。
無料で番号を取得でき、しかも使わなければ費用は掛かりません。
筆者も使ってますが、そんなしょっちゅう電話がかかってくるわけではないので、電話代かかった月でも数百円です。IP電話はそもそも通話料が安いですからね。
取得時にはクレジットカードの登録が必要です。(1つのクレジットカードにつき1つの番号が無料で取得できます。)
楽天系列なのでサービスが急に止まるという可能性も低そうです。とりあえず取っておいて損はしないかと思います。
ゆうパックスマホ割
ゆうパックを安く送れるサービスです。スマホのアプリから情報を登録して発送することができます。
スマホ割を使うと、基本運賃から180円引きで、しかも過去1年間に10個以上発送していた場合はさらに10%オフになります。使わない手はありません。
但し、スマホ割はスマホ専用です。残念ながらパソコンからは利用できないので、スマホ割を使うためにはスマホがどうしても必要です。
また、料金の支払いはクレジットカードなので、クレジットカードも必要です。
クレジットカード
輸入転売にはクレジットカードが必要です。
- 仕入れ
- Amazonのセラーのアカウント作成
- ゆうパックスマホ割
- お店用の050電話番号の取得
- アメリカの荷物を日本に転送する際の送料支払い
これらに使います。
1、2は必須です。3もほぼ必須。4、5は必要に応じてでしょうか。
クレジットカードは、
- 還元率が高いもの
- 可能であれば、仕事用カードと個人用カードを分ける
- できればAMEXが1枚あればいい
です。
ポイント還元は多い方がいいです。これはいうまでもなく。
仕事用と個人用を分けるのは、帳簿が整理しやすいというだけです。
クレジットカードはどのブランドでもいいんですが、AMEX(アメリカン・エキスプレス)は1枚あった方がいいです。
AMEXは、商品をアメリカから日本に転送してくれる会社(MyUS)が、AMEXだと割引率が高い(30%)ので、これ専用にAMEXはあった方がいいというだけです。VISAやJCBでも割引あるんですが、VISAは20%、JCBは15%なので、どうせならAMEXがあった方がいいです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス カード
AMEXというと高そうなイメージがあるかもしれませんが、セゾンのAMEXの一番安いやつで年会費無料のカードがあります。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス カード。無料で持てるAMEXです。
年会費は1100円なんですが、初年度無料で、さらに年間で1円以上使うと翌年無料になるので、実質年会費無料です。
普段の買い物や仕入れは、還元率の高いカード(楽天とか)でいいと思います。アメリカからの転送時だけAMEX使ってます。
梱包資材
ほとんどの商品は、アメリカから来たまんまではお客さんに送れません。箱の数が少ないとか潰れてるとか袋がボロボロだとかで、使えないものが大半です。
なので、再梱包して送らないといけないので、封筒やダンボール、プチプチ、ガムテープなどの梱包資材が必要です。
封筒やガムテープなどはホームセンターで安く買えます。(通販と同じくらい)
ダンボールとプチプチは、通販で買ってます。
ホームセンターにもダンボールは売ってるんですが、ちょっと高いので、物量が増えてきたら通販でダンボールをまとめ買いしましょう。
ちなみに、ダンボール以外は100均でも揃います。
必要に応じて買い揃えましょう
輸入転売に最低限必要なのは上記の物ぐらいです。既に持っているものがほとんどかと思うのですが、新しいのが必要かどうか、買い替えの必要があるかどうかの目安にしてもらえたらと思います。
最初からフルスペックでやる必要はないので、最初は手持ちのもので始めて、不満を感じたら買い替え、買い増しというのでいいです。
梱包資材は、注文が入ってから買うのでも遅くないです。ホームセンターや100均にありますし、ダンボールも数日~1週間くらいで来ますからね。便利な世の中です。(^^)